さて、今日は肩の痛みについて、少し考えてみようと思います。
一般的には、
肩の筋肉が固くなって痛みをだす。代謝が悪いので、老廃物や二酸化炭素などが出て行かず、疲労物質である乳酸がたまるのが原因、というような感じで言われています。
が、
オステオパシー的には、かなり違う見方をしています。
「肩の痛み=肩の問題」とはとらえていないのです。
確かに、現象としては、肩の部分に出ていますが、原因はもっと別のところにあることが多いのです。
オステオパシーで考えられる肩の痛みの原因を少し列挙してみます。
頭蓋の問題
肺門、肺の斜裂、肺胸膜
線維性心膜
横隔膜
内蔵(肝臓、胃、十二指腸等の腹腔臓器)
骨盤
股関節
等など
あげていけばキリがありませんが
少し考えただけでもこれだけの原因になりそうなことがあるのです。
こういった、肩を痛くしている原因を探し出して元に戻し、肩の痛みを楽にするのが、オステオパシーです。
原因と結果が、同じ場所に出るとは限りません。
身体は、それ自体が一つのユニットなのです。
ですので、どこかが悪くなれば、バランスをとるために違う場所が悪くなったりするのです。
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